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2012年11月16日 (金)

今回のテーマは「美白」でお送りします。

さて美白天国日本。
日本では昔から「色の白いは七難隠す」とも言われます。


私たちの母世代(お若い方からするとおばあちゃま?)の
白肌へのこだわりは、私たちより更に強いものだったようで、
なぜかこぞって、自分の肌より一段白いファンデーションをつけたがるんですよね。

美白へのこだわりは、歴史と国民性から来ていると言っても過言ではなさそう。
国交の限られた島国であった事や、その美意識にも関係が深いようです。
多様な人種の往来がある、欧米の方にはあまり感じない傾向です。

かつて「日本の美の文化は、闇と光のコントラストにこそある」と
言った近代作家がいたそうです。

これは主に光源の乏しい夜に浮かび上がる明るさ、
その明暗や強弱を美しいと感じる心のよう。


(もちろん精神美のような部分も含むかと思いますが、今回は割愛。)

浮かび上がる明るさ・・・そう、それは「白い肌の女性」。


現代では少し悪趣味と思えなくもない、総金箔張りの屏風も部屋も
当時の柔らかいろうそくの炎に照らされる事で、
その前に座る対象にはレフ板のような効果をもたらします。


もちろんただでさえ暗い室内、白ければ白いほど
明るくあでやかに美しく見えるという訳ですね。

平安絵巻の昔から、浮世絵から古典芸能から美しい人の顔は見事に「まっ白」です。
逆に鬼や天狗などは白以外の色を塗られる事が多いですよね。

白は「美しく」「正しい」色という価値観が、
しっかり根付いている故の美白神話なのかもしれません。

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